2015年10月10日土曜日

男が作る家庭料理(基礎編)

男の料理といって何を連想するか。

調理としては豪快、肉、あぶら、ざく切り、強火、大味、フランベ(笑)などだろうか。
料理でいうと、ロースト系、ダッチオーブン全般、中華系炒め物(強火)、
特に男でいえば9割以上はチャーハンだけは作れるからね。

まあ実際、たまにはそういういかにも「漢(おとこ)」といった料理もよいだろう。

でもそんなの食べたいのはせいぜい月に一回の休日の昼時か、
キャンプかバーベキュー、はたまたホームパーティーで一品欲しいかなってレベルで、
世の奥様方、子供は日常的にはそんなもん求めていない。

じゃあ、家族のためにどんな料理を作ればよいかというと、おふくろの味一択である。
栄養バランスに優れ、飽きが来ない、そして何より御飯が進む料理。
しかも時間がかからず家にあるものでできる手軽に料理でなきゃね。

漢の料理は特別な材料や調理器具が必要だったり、
下ごしらえや調理時に手間がかかるものが多すぎて、日常的には不向きなのだ。

男がおふくろの味を作るために、まず何から始めればよいのか。
以下の3ステップで説明しよう。

1ステップ
まずは自分が考える基本的なおふくろの味を作ろうとするところから始めよう。

例えばおふくろの味代表が肉じゃがであれば、
ごはん、肉じゃが、みそ汁は必要であろう。でもそれだけじゃ野菜が不足しているな。
そこでもう一回、こんな時母親は何を出していたからと創造してみる。
「ああ、そういえばほうれん草のお浸しがよく出てたな」と思えばそれを追加してみる。

これでメニューの考案は完了である。

2ステップ
どうやってその料理を作ればよいか調査しよう。

おふくろの料理なんだから母親に聞こうと思うかもしれないが、これは無意味。
何故なら奴らは、長年の経験で大体が目分量だし、間違った調理法も多い。

実際、自分も独学でおふくろの味を追求した結果、大方母親の味を超えてしまった(笑)

おふくろの味レシピというか、和食の調理方法の基本を教えてくれるのが、
白ごはん.comである。
http://www.sirogohan.com/

私も初めて使う食材の下ごしらえや調理方法は、今でもこのサイトを利用している。
レシピというよりは、その食材の下ごしらえや基本的な味付けを教えてくれるサイト。

この情報で調理すれば、まず間違いはない。レシピ通りやれば80点は取れる。

じゃあ、どうすれば100点になるのか、それが3ステップ目である。

3ステップ
足りない味、余計な味を分析して、次回調理時の改善事項として記録する、
もしくは足りない味、余計な味が分析できない場合は、
クックパッドの人気メニューの中から、自分好みの味付けのものをチェックする。

白ご飯comのレシピはあくまで基本中の基本レシピである。
そのため、レシピ通りに作ればハズレはないが、
自分のイメージするおふくろの味とは違う場合も多々ある。

そのため、作った後で改善を検討する必要があるのだ。

じゃあ初めからクックパッドの人気メニューを作ればいいじゃないかと思うかもしれないが、
それは大きな誤りである。その理由は2つ。

1.料理は基本が一番大事であるため、基本もわからずレシピ通りに作るだけでは、
  料理が成長しないため。

  スポーツであれ、勉強であれ、基本が何より大事。応用編からスタートして
  うまくいくはずがない。料理の正しい下ごしらえも知らず美味しいものが作れるか。
  基礎を学べば、違う料理でも共通的な調理法で賄えるということがわかってくる。

2.クックパッドは素人のレシピなので、人気でも美味しくない場合が多い
 
  これはそれぞれの好みの問題もあるだろうがクックパッドのレシピで、
  人気のものでも美味しくない、舌に合わないといったケースは多い。
  地域によって味付けもことなるはずだし、つくれぽを書いている輩は、
  同じ嗜好を持った奴らの相互援助である可能性も高いからである。


長文になってしまったが、そろそろまとめよう。

男が家庭で料理を作る際は、まずおふくろの味を目指すところから始める。
そして基礎的な調理方法を学んだあとで、自分好みの味付けを目指すこと。

基本も学ばずに、いきなり応用的なレシピを学ぼうとすると、なかなか成長せず、
汎用性もないため、同じような味付けをすればよいレシピでも、
一からレシピサイトを検索するようになってしまう。そしてそのレシピが美味しい保証はない。

次回は、ある程度基礎ができた後で、参考となるレシピ本、TV番組を紹介する。



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