2015年10月18日日曜日

育児休業復路(16日目) 地域コミュニティーにおける男性の育児参加について

早いものでもう育児休業取得から16日目。

おかげさまで育児のやりがい、大変さ、色々と理解しつつある。
まあ、まだまだ世のお母さん方から笑われてしまうようなキャリアだけど。

私はさいたま市に住んでいるが、さいたま市も待機児童が多い地域だ。
さいたま市にはそんな待機児童や保育園入園前の子供と親が利用可能な
育児支援センターがいくつかある。

私もつい先日、娘と二人でとある育児支援センターにお邪魔したが、
子供とお父さんだけで来るケースは相当レアなようで、驚きと称賛をもって迎えられた。

さいたま市は地方都市とはいえ、東京に近く、浦和や大宮を有する大規模な都市である。
それにもかかわらず父親が単独で支援センターに行くことがレアというのは、
ほかの地域も同様に、もしくはそれ以上に父親の育児参加が進んでいないということだろう。

ただ娘を連れて育児支援センターに行って、他のお子さんやお母さんたちと交流し、
2時間足らずの時間を過ごしただけで、「理想の旦那さん」と大絶賛される。

そして、各々お母さんたちから「それに引きかえウチの旦那は..」、
「ウチの旦那が同じようにしてくれたら..」という大合唱が始まる。

もちろん、勤め先の事情等で平日は育児に参加できないケースも多いだろうけど、
お母さんたちの要望は、「せめて家にいるときだけでも、、」といった意見が多い。

こればかりは会社のせいにはできないだろう。ブラック企業で働いている場合を除き、
旦那も休みの日くらいは育児や家事をできるはずだ。

先日訪れたとある飲食店にスウェーデン人留学生のアルバイトがいた。
スウェーデンは男女共同参画の先進国であるが、そういったキーワードを出さず、
純粋に「日本に来て一番驚いたことは何ですか?」と聞いたら返答はこうだ。

「センギョウシュフ」

彼の話によると、スウェーデンでは家事や育児は男女の区別なく平等に担っており、
女性が家庭に入って、家事や育児に専従するという文化に驚愕したとのこと。
彼曰く、お母さんよりお父さんの料理の方が美味しかったようである。

スウェーデン人に何の脈略もなく、日本で驚いたことを聞いただけで、
そういった回答が返ってくること自体、国際的に見て日本は男女不平等であることを
端的に示している。


話はそれてしまったが、育児支援センター等でお父さんを見かけないことは、
とてもさみしいことである。
やはりお母さん方はなかなか男性である私とは一定の距離を保ち、
他のママ友のように打ち解けることは難しい。

そうなると男性の育児というのはとても孤独なものとなる。

現時点で私が一番つらいのは、妻と娘以外のコミュニケーションがほぼ皆無というところである。

男性の育児参加が進まない要因として、こういった問題ももあると感じた。



0 件のコメント:

コメントを投稿